cacti/Tips
cactiでグラフが歯抜けになる
Cactiを使用してLinuxのマルチCPU環境のサーバをグラフ化している場合などにCPU Usageのグラフ、特にUserプロセス部分のグラフが歯抜けになる場合がある。
他にも歯抜けになるケースはあるのでCPU Usageに限った話ではないのだが、これはsnmpでデータを取った時rraに入れる値の上限値が決まっているために起きる。
これを防ぐためにはData Templatesのucd/net CPU Usage User内の値、Maximum Valueを"200"(100 x CPUコア数)に修正すれば良い。
コアが4つの場合は400に修正する。
ただし既に出来ているグラフについてはこの設定が適用されないので、過去のグラフは破棄してグラフを再作成する必要がある。
通常は100までの値しか取得できないはずが、マルチCPUの場合はコア数の分だけ値が取得できてしまうために発生する現象のようだ。
ちなみにこの時にsnmpで取得している値は/proc/statの中身を見れば確認できる。
/proc/statが何を表すかについてはこのあたりのサイト。
ちなみにtickという用語が分かりにくいが、1tickは10ms(10㍉秒)と同じ。
/proc/statではそれぞれのプロセスがどのぐらいCPU時間を占有しているかを表示している。
cactiでグラフが歯抜けになる2
上のはマルチコアのCPUグラフについての話だったが、それ以外のグラフでも歯抜けになることはある。
これはマネージャー側、もしくはエージェント側の負荷が大きい場合に発生することがあるのだが、snmpのタイムアウトを長くすることで症状が緩和されることがある。
今は手元に環境が無いので詳しく案内することはできないが、Deviceの設定の中の「SNMP Timeout」が該当する設定だと記憶している。
これを2000とかの大きい数字にすればタイムアウト値が伸びて歯抜けが緩和されることだろう。
ただし全体の処理時間が伸びたりして別の問題が出ることがあるので、自己責任でお願いします。
cactiでグラフが表示されない
Cactiをインストールしてgraphsをチェックしたらグラフが全然表示されない!
と思ったらインストールした後にSettingしてなかったみたいだ・・・
とりあえず画像が表示されないのはrrdtoolのバージョンが1.0.xではなくて1.2.xだったためでした。
他にもsnmpの設定とかいろいろしてなかったようなので今後気をつけよう。
- 最終更新:2016-01-27 10:05:48